腸内フローラとは?健康への影響と改善方法

腸活 /Keeping the gut healthy

 ヒトの腸内には、100兆個以上もの細菌が住んでおり、1,000種類以上の細菌が群れをなして生息しているそうです。この様子は、カラフルなお花畑に例え、「腸内フローラ(細菌叢)」と呼ばれています。腸内フローラは、宿主の年齢や食習慣などの影響を受け変化し、また一人ひとり異なるそうです。腸内フローラは、体に良い働きをする菌(善玉菌)と、体に悪い働きをする菌(悪玉菌)が、常に縄張り争いをしながら、共存しています。腸内フローラは、毎日の食生活の改善によって、健康を促進することができると言われています。

ヒトの腸内細菌は、善玉の菌と悪玉の菌、そのどちらでもない中間の菌と、大きく分けて3グループで構成されています。これらの菌は互いに密接な関係を持ち、複雑にバランスをとっています。(中略)善玉菌は、乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染の予防や、悪玉菌による発がん性をもつ腐敗産物を抑制する腸内環境を作ります。

引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

 腸内フローラは、3〜5歳頃くらいまでに、ベースとなる腸内細菌バランスが決まり、その後は、食事や生活習慣の違い、ストレスなど、さまざまな要因によって影響を受けます。健康な腸内フローラとは、いろいろな種類の菌(善玉菌、日和見菌、悪玉菌)がバランス良く生きている様子であると言われています。これらの腸内細菌のバランスが乱れると、様々な健康問題が引き起こされる可能性があります。(腸内細菌の関与が疑われている病気に、炎症性腸疾患が含まれています。)

 20歳で潰瘍性大腸炎と診断されて、20年以上が経過している筆者ですが、次の本との出会いから、現在の自分の腸内フローラの状態を知りたいと思うようになりました。

 今回、自宅でできる腸内フローラ検査「Mykinso」を受け、自分の現在の腸内フローラを知ることができ、今後の腸内環境改善と持病の寛解期維持のため、食習慣の改善に役立てることが出来そうだと思いましたので、簡単ですが、紹介させてください。

「Mykinso(マイキンソー)」で分かること

「Mykinso(マイキンソー)」では、主に以下のことが分かります。

①腸内タイプ

全人類の腸内細菌のタイプは、血液型のように菌の種類により3タイプに分類されると言われています。

菌の多様性

自然に近い生活スタイルを持つ民族ほど腸内細菌の多様性が高い、腸内細菌の多様性が高いほど病気になりにくい、といった研究成果が報告されています。

太りやすさ

肥満と関わりがあると考えられている、ファーミキューテス門菌(Firmicutes)とバクテロイデーテス門菌(Bacteroidetes)の比率を表示します。

腸内細菌タイプ 

筆者の検査結果は、4週間程度かかりましたが、ウェブ(事前に登録が必要)で確認することが出来ます。

筆者の血液型はO型ですが、腸内細菌叢のタイプは、B型だということがわかりました。自分は、肉や魚が好きですが、野菜も意識して、食べるようにしていますので、参考程度に「そうなのか」という感じです。

多様性と太りやすさ

腸内細菌の多様性

多様性スコアは、平均以上となっておりました。自分は、食べ物の好き嫌いは基本的に無く、なんでも食べますので、結果は、なるほどと思いました。また、アドバイスが以下のように記載されており、食習慣の改善に役立てることが出来そうです。自分の場合は、食物繊維を積極的にとることがお勧めされていました。

多様性は平均的な数字です。様々な腸内細菌がバランスよく存在していますので、主要細菌の割合をチェックして少ない菌を補えるように食習慣を改善してみましょう。特に、プレバイオティクス(食物繊維、オリゴ糖など)を積極的にとることをお勧めします。

太りやすさ

太りやすさは、正常上限より高くなっており、太りやすい体質のようです。この結果については、改善の余地があることが分かりましたので、食生活を改善していきたいと思いました。アドバイスの欄には次のように記載されていました。

FB比が正常上限より高い傾向があり、太りやすい体質と言えます。肉や動物性脂肪の多い食事に注意し、和食中心の食習慣や間食を控えるなど、食事内容や食事量の見直しをしてみましょう。

太りやすさを改善する(痩せやすくする)為に、具体的に何を食べたら良いかまでは、示されてはいませんでした。この点は、少し分かりにくい感じがしました。納豆などの発酵食品は、和食の典型だと思いますので、これらの食品を毎日食べることを勧められているのでは?と理解しました。

以上、腸内フローラ検査「Mykinso」の紹介でした。読者の皆様も、食習慣の改善に活用してみてはいかがでしょうか?

最後に、「Chat GPT」に「腸内フローラの改善」について、質問しましたところ、次の回答が返ってきました。ご参考にしていただければ幸いです。

腸内フローラの改善には、以下の方法が効果的です。

・プロバイオティクスの摂取: 乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスを含む食品やサプリメントを摂取することで、腸内フローラをサポートできます。

・食物繊維を摂る: 野菜、果物、穀物などの食物繊維を摂取することで、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善します。

・抗生物質の適切な使用: 抗生物質は有益な微生物だけでなく、有害な微生物も減少させるため、必要な場合にのみ使用しましょう。

・ストレス管理: ストレスは腸内フローラに悪影響を与えることがあります

Chat GPT:https://openai-chatgpt.jp/
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